A Moment with JOURNAL アウールな人 Hirokuni Toga 戸賀 敬城

SWITCH.1

2022.03.16

アウールな人

Hirokuni Toga 戸賀 敬城
AOURE クリエイティブディレクター

普段は簡単な場所で食事をするが、ご褒美にはとっておきの場所へオシャレをして出かける。そんな日常の中にある、ささやかなこだわりで、ひとはスイッチを入れる瞬間がある。ライフスタイルを上質に彩る、彼のスイッチに迫ってみた。

自身のライフスタイルで
スイッチをいれるモノ

GOLF 戸賀さんにとって、常に前向きに、どうにか調整してでも行きたい存在が“ゴルフ”だという。7割が仕事のツール、3割はプライベートで、ゴルフを通じて人脈や交流が広がり、そこから仕事に繋がることも。人生において欠かせない日々の糧になっている“ゴルフ”というスイッチと過ごす、戸賀さんの上質なライフスタイルを覗いてみよう。

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- ゴルフをすることでどんなスイッチが入りますか?

戸賀:基本、僕は仕事がキライなので(笑)、楽しいことや好きなモノ、ご褒美に囲まれていないと頑張れないし、生きていけないんです。人生にはアゲインスト、フォローあるけれど、いい車、いい食事、好きな服を着ることによって、辛いことも乗り越えられる。すごく燃費が悪くって……。
そんな僕にとってゴルフは、パワーの源でもあり日々のご褒美でもある。月に数回なら、早朝からゴルフして帰宅してからでも時間が有効に使えるから、夫婦不仲にもならないでしょ。ゴルフは日々頑張る自分へのご褒美なので、適度にスイッチを入れては、また奮闘しています。

- ゴルフはどんな魅力がありますか?

戸賀:昨年は91ラウンドし、今年もすでに12ラウンドとハマっていますが、毎回自分との闘いです。4ラウンド連日プレーしたら、意外にも腰が悪くなった最終日の方が、ベストなスコアが出たり、思い通りにはいかないけれど、そこが面白い。風や雨など天候を考慮して、無言で追い込んでくる仲間や、言葉でプレッシャーをかけてくる友人にも勝たなければいけない。奥が深くて飽きることがない、楽しいスポーツです。24時間、寝るとき以外は仕事のことを考えてしまうので、ゴルフに行くときは、運転にだけ集中して走りを楽しめる。ラウンド中も仕事脳からスイッチを切り替えられる、それもゴルフのよさだったりもします。

- ゴルフのファッションで心掛けていることは?

戸賀:コンサバが基本好きなので街着の延長として捉えていますが、行き先のゴルフ場、誰と一緒にまわるか、仕事かどうかなど、メンバーに迷惑が掛からないように、服を考えます。でもゴルフくらいは、いつもの自分と違う、新しい自分の幅を表現してもいいと思っていて、ときにはやんちゃなアシンメトリーなデザインを取り入れたり、フラットすぎないゴルフファッションに挑戦してみることも。ラウンド中は、いい時計や靴などには頼れないからこそ、ゴルフウェアで勝負しなきゃいけない。自分が心地よくリラックスして着られるよう、きちんと着こなしに向き合います。

- AOUREの服作りへのこだわりを教えてください。

戸賀:昔から交友があり尊敬していたリーダーの濱田さんから相談を受け、クリエイティブディレクターとして数年構想を練って、「ラグジュアリーな手の届くモノ」を軸に服作りを進めました。無駄にお金を使うことが好きな僕が、多数の一流ブランドやラグジュアリーな服を見て、リアルに着てきた経験を活かし、手持ちのブランドとMIXもできて、時計好きなどにも着用しやすく、目が肥えたいいモノを知る大人たちが納得する服を作りたかった。
高くてもダメなものもあるし、逆に安くてもすごくいいものも知っている。リラックスしていてタフで、コスパもよい。でもただのカジュアルではなく、着るとエレガントさがあり、年齢的な体型の悩みにも寄り添いスマートに見えるシルエット、スタイルアップするシャープなパンツ、トレンドであるリラックス感など、細部に至るまで本当に長い時間を費やして、真剣に作っています。オヤジの煩悩をアウールから昇華したい(笑)。
買ってくださった方も、作る側もみんながハッピーになるような、本気の服が完成しました。2~3シーズン着られるクオリティもきちんとあるので、僕自身リアルにこればかり着たいと思えるプロダクトが揃っています。クリエイティブディレクターだけど一番のユーザーになれる、そんなブランドです。

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- 日常を上質に着こなす方法やヒントとは?

戸賀:男の服って歴史が変わらないから、小さなディテールでしか差別化ができないはず。ただの白Tだけじゃ、年齢的にも耐えられなかったりもするし、全身ブランドでもラグジュアリーすぎて恥ずかしい。シンプルなアイテムの中にも少しの遊びが欲しいから、ディテールで上質に見せてくれたり、シルエットでスタイル補正してくれるような、大人のリッチ感が出せるアイテムで、上質な着こなしを計算するのが大切だと思います。
AOUREのワードローブなら、ハイブランドだけが正義じゃないと知っているひとたちにも、「このブランドわかっているね」と感動していただける、着こなしが見つかるはずです。いくつになっても、服に袖を通すワクワクする気持ちって大切。そんな想いが届く服なので、日常が少しでもスペシャルになったら嬉しいです。

JACKET 30,800yen T-SHIRT 7,920yen PANTS 14,300yen

- 日常を上質に着こなす方法やヒントとは?

戸賀:男の服って歴史が変わらないから、小さなディテールでしか差別化ができないはず。ただの白Tだけじゃ、年齢的にも耐えられなかったりもするし、全身ブランドでもラグジュアリーすぎて恥ずかしい。シンプルなアイテムの中にも少しの遊びが欲しいから、ディテールで上質に見せてくれたり、シルエットでスタイル補正してくれるような、大人のリッチ感が出せるアイテムで、上質な着こなしを計算するのが大切だと思います。
AOUREのワードローブなら、ハイブランドだけが正義じゃないと知っているひとたちにも、「このブランドわかっているね」と感動していただける、着こなしが見つかるはずです。いくつになっても、服に袖を通すワクワクする気持ちって大切。そんな想いが届く服なので、日常が少しでもスペシャルになったら嬉しいです。

PROFILE

戸賀敬城(とがひろくに)
AOUREクリエイティブディレクター。
1967年、東京生まれ。編集者。オフィス戸賀代表。J PRIME編集長。BRオンライン顧問。ヒルトン・アンバサダー。アスタリフトメン・アンバサダー。ウノピゥゴルフ・アンバサダー。学生時代からBegin編集部(世界文化社)でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Ex(世界文化社)の創刊スタッフ、2002年Men’s Ex編集長に。2005年時計Begin(世界文化社)編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMO(集英社)エディトリアル・ディレクター就任。10代目MEN'S CLUB編集長。エスクァイアBBB日本創刊編集長。レクサスマガジン元編集長(ハースト婦人画報社)。

Photo:Akira Maeda(MAETTICO)
Text:Mayuko Hamaguchi(SEASTARS Inc)
Location:CONRAD TOKYO