防寒において比類なき頼もしさを。
それでいて優雅さを演出できる。
大人が着るべきものは何かを追求した逸品がここに。

本作に使用した表生地は、上質なウール。ウールは、もともと長さの異なる繊維が混ざっており、短い繊維を取り除きながら長い繊維を選り分ける“梳毛”の工程がとても繊細です。そしてその丁寧さによって、仕上がりは大きく変わる。今回採用したのは、イタリアでも屈指の毛織物産地として知られる老舗〈V.B.C社〉の生地。時間を惜しまず丁寧に仕上げられたSuper110’sウール糸が、驚くほどの軽さと、上品な光沢をもたらす。

上質さを物語る佇まいは、着心地だけでなくコーディネートにも好影響を与える。たとえば、今やオン・オフ問わず活躍するジャケット×スラックスのセットアップ。カジュアルなダウンジャケットではテイストの違いから違和感を覚えることもあるが、生地にこだわった一着なら、品を保ちながら都会に溶け込む着こなしが叶う。クリーミーなブラウンには、ライトグレーでトーンを揃えて旬のムードを。逆にライトグレーには、ダークトーンのジャケパンを合わせてコントラストを効かせれば、軽快さとシックさを両立できる。

ダウンジャケットといえば、防寒性は抜群ながら、動きづらさが気になることも。そこで本作では、超軽量かつ極薄のストレッチ素材〈エアロモノストレッチ〉を採用し、ダウン特有のふくらみを活かしながら、身体の動きにしなやかにフィット。さらに特殊コーティングにより、羽抜けの心配も軽減している。軽さと柔軟さ、そして優れた通気性を備えた一着は、都市の中を自由に、快適に駆け抜けるための新しいダウンに。

生地に柔軟性があるということは、あらゆるインナーを受け入れやすいということ。防風性にも優れたモックネックニットなども、難なくレイヤードでき、全体を明るく見せる配色なら、憂鬱になりがちな冬空の下でも気分を軽やかに。ヴィヴィッドなカラーを引き立てるペールトーンの組み合わせは、まさに最良のバランス。色使いに自信がない場合は、顔馴染みの良いブラックパンツで落ち着きを。一方、トップスをシックにまとめたなら、白パンを。それであれば大人の威厳を保ちながらも、軽やかで爽やかな印象に仕上がる。