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年を重ねたとはいえオトコなら、
いつまでも尖った部分はウチに秘めておきたいもの。
それをほのめかす羽織モノ。
いい大人にもなりますと
社会にもまれ人としてのカドが取れていくのは
世の道理かもしれません。
ゆえに、時おりのぞく不良(ワル)な一面は
ことさらセクシーに映ります。
それを暗に物語る、2ラインを。
夏の暑さが尾を引いているかのように、昨今の秋冬は思いのほか温かく感じられます。そんな今だからこそジャケット以上コート未満の新たな感覚のアウターが必要かと。そこで新ラインのIL GIACCONE/イル ジャッコ―ネです。こちらは往時の威厳とトッポい風情が同居したクラシカルなダブルですが、二枚の布を一枚生地として縫い上げた、まさにアウター感覚で着られる一着。とはいえ、テーラード思想をベースに設計されているため趣は実にエレガントです。シルクやカシミアと同等の極細繊維で織り上げたメルトン生地に特殊加工を施しハリ感を加えているゆえ、シャツは無論、軽やかなニットを合わせても凛々しさは担保されます。
IL GIACCONE
こちらはさらにアウターの一面が色濃く出た一着といえるでしょう。キルトステッチを走らせた高密度タフタ生地の内側には、プリマロフト®︎を封入。ダウンと異なり水に強く、嵩の減退も防げるため保温性は高水準でキープされます。とはいえ、ヌメリ感と超高収縮加工によるきめ細やかな風合いが顕著なオモテ生地と程よい光沢を放つシャンブレーのライナーが品位を担保。シェイプしたウエストが美しいアウトラインを描き、鮮やかなニットとのコンビでも落ち着いた雰囲気を演出します。
IL GIACCA
ひと昔前は、日常においてもビシッとセットアップスーツを着込んだものですが、それも遠い過去の記憶。と、遠い目で懐かしまず今一度、当時の粋について再考してみてはいかがでしょう。さすれば、現代の粋と共鳴する部分に気づくはず。そんな想いも忍ばせたAOUREのジャケットシリーズ。使用したのは、常にチャレンジングな姿勢を崩さないイタリアの名門の生地。織物のように見えてその実ニット素材ゆえ、膨らみがありながら適度な光沢がラグジュアリーな印象を与えます。ほか、カシミアとウールを混紡させたカラフルな一着もラインナップ。とはいえ、AOUREの真骨頂たる快適さはしっかり備わっています。